8月末をもって北山くんがキスマイを卒業することになった

「自担がジャニーズ事務所を辞めたら私はどうする?」

日頃から考えていた題材。これは自分の中ではとてつもなく重要な問題。
とうとう目の前に立ちはだかる日がきてしまった。
実は、春先にぼんやりこんなことを考えていた。

これは、私が担当として、なのかもしれないし、キスマイが、なのかもしれないし、もしかしたら北山くんが、なのかもしれないし。そのときにはあまり確証はなかった。
昨年のコンサートはとっても楽しかったんだけど、何かこう、うまく言語化できないなにかを感じるところがあった。基本的にこういった違和感は受け手側に要因があると思っているので、自分の何かが変わってしまったのかなあって思っていた。
一方でキスマイも、新曲はあるのにシングルにはならない、YouTubeに新曲MVは公開してくれるけどシングルになる気配はない。というかレギュラー番組以外の動きがほぼない。なんか不思議だなあと思う要素が揃い始めていた。

そんな中、4/21に記事が出て、これは飛ばし記事ではないんだろうなと何となく覚悟した。というか、「そんなはずない!」と自分に言い聞かすことができなかった。

 

6/7の21:00に本人たちから報告があった。

その翌日6/8の20:10(午後8:10)に全員がブログを更新してくれた。

 

それを読んだいま、残念な気持ちや絶望感みたいなものと、形容しがたいけど、なんだかほっとした気持ちと、が沸き上がってきて、ぐるぐる、ぐちゃぐちゃしてしまっている。これは、アイドルおたくとしての自分(絶望)と、ビジネスパーソンとしての自分(希望)が両立しているからかなという感覚がある。


アイドルおたくとしての自分(絶望)

わたしはとにかく、”ジャニーズのアイドルである”ということにことさら価値を感じている。そしてそれを誇りに思っていると堂々と言ってくれるアイドルを応援してきたつもりである。半ばそれが執着みたいな形になっているとさえ、自覚している。

とにかく大きな規模の仕事がみたい。「大きいとか小さいとかじゃなくて~~~」って脳内のコウイチが言い出すけど、良いとか悪いの話をしたいのではない。単に好みの話だ。デカいコンサートは至高だと思っているし、大企業との大きな企画はとってもわくわくする。ジャニーズを辞めたら、まあまずそれは叶わない。あの規模で動いている他のアーティストを見れば素人でもなんとなくわかる。一般の社会人もそう。大手企業でなら億単位で動くプロジェクトの受発注なんてまあよくあることだけど、中小や個人事業主にはまず叶わない。
それよりなにより、7人の真ん中(概念)で、キスマイの曲を歌って踊っている北山くん。これがなににも変えがたい宝物。グループの中で輝く彼に惚れて担当になった。もちろん一人で歌って踊っている姿も好きだけど、あの7人の中で光り輝く姿がとっても大好き。ソロの仕事がたくさん舞い込んでも、それはどうしても譲れない。
究極、ほかのメンバーの脱退で、北山くんがキスマイに残っている立場だったら、ここまで迷っていなかったのかもしれない、とさえ思う。(言っておくが、誰一人に対して欠けてほしいなんて思ったことは一度たりともない)
ジャニーズのアイドルへの執着度を示す要素としてもう一つくらい挙げておくと、結婚も、ジャニーズのアイドルをやめて結婚されるより、アイドルのまま結婚してくれたほうが全然いい。
わたしはとにかくアイドルでいてほしいのだ。
 
ビジネスパーソンとしての自分(希望)
ここからは自分語りとなるが、わたしは未熟ながら人の人生や就業にかかわる仕事をしている。自身の選択を誤って苦しんでいたり、過大評価過小評価していたり、そもそも自分を見失っていたり…そんな人たちと毎日相対している中で、そもそも本人がやりたいことが明確になっている北山くんはとっても素敵だと思った。さすが北山くん。
わたしのいる世界でも、大手から中小へ・独立する人はごまんといる。今いる場所になにか理由があって、それは場所を変えないと変えられない。転職のきっかけなんてたいていそんなもんだ。やりたいことがあって、それが今の場所では叶わないのであれば、そのための力を付けて適切な場所を選べばいい。
自身のキャリアも転換期に入っている。
今の仕事をして9年目。仕事をガムシャラにやってそこそこ業務の知識も力もついて、資格も取って、業務外のことを大学で勉強をして、利害関係のない異業種の人たちと交流をして自分の志を共有して、だんだん視野が広がってきた。マネタイズ度外視でいろんなことしてみることが、いま一番めちゃくちゃ楽しいことだったりする。(というか今の時代”マネタイズだ””マーケティングだ”は、流れに追いつけない要素になりうるのではないかとすら感じる)今いるこの環境も全然悪くはない、むしろいいのかもしれない。けれど、新しいところへいってチャレンジしてみたい。それは現職でお金を積まれても、あまり関係がなかったりする。
周りにそれを話しても、いまの環境は恵まれてるし、今いる場所でもやろうと思えばやりたいことできるんじゃない?とも言われる。たしかにそう、そうなんだけれど。
もし。
北山くんと仕事の話をして、その理由と想いが、市況感に合っていれば迷うことなく背中を押すと思うし、合っていなくても、合ってないからすげー大変だけどがんばれよ!って激励すると思う。職場の仲間たちと「友達になりたい」というのが一番の理由なんだとしたら、たしかに今の場所を離れないと叶わない。なぜそう思ったのかは知り得ないけど、本当にそう思っているのであれば、仕方のないことなんだと思う。北山くんならなんでもできる漢だから。…彼が一般的な社会人ならば、ね。

でも彼の職業はわたしが大好きなアイドル北山宏光
背中を押すことでわたしの大好きなものを手放さないといけない感覚がある。それはとってもとってもいやだ。
 
北山くんはすごい人だし、かっこいい人なのは間違いないし、それはアイドルを辞めたって一ミリも変わらない、そんなことは応援してきた自分かよくわかってる、ジャニーズ事務所を辞めた彼に対する不安はなにもない。
ジャニーズであることにこだわってるなんて、いち個人をみていないのか?と言われれば、そうなのかもしれない。けど、普段仕事していたって社外の担当の人が転職を機に接点がなくなることになったら、頑張ってねとは思うと同時にすごく残念。もっと一緒に仕事したかったなって思うもん。
それに、たまたま解釈が合ってるからその人の人格をみている気になっているだけだと思ってる。見てきた時間が長いからって、友達ではないでしょう。一緒に仕事してきた仲間たちならまだしも、顧客にはなかなか腹の内を明かせないこともあるよ。それだけ北山くんは完璧なアイドルなんだ。北山担が一番それを知っているんではなかろうか。
そしてわたしは、アイドルとファンの、その関係性がとっても大好きなんだよね。
 
 
北山宏光という人格に、一番大好きなアイドル北山宏光を奪われてしまった。
 
 
アイドルとしての解釈が合っていて、いつでもみたいと思う以上のものを最高の状態で魅せてくれる北山くん。だけど、”ずっとアイドルで居続ける”ということだけが最高に合わなかった。辞めると決めた今でも、ジャニーズのアイドルというものを誇りに思い続けてるのは、よく分かる、だからこそ本当にかなしい。
それに、この生き方こそわたしの大好きな北山宏光なんだとすら思わせてしまう彼のすごさがある。
北山くんが、高校生になって、生きがいだったであろうサッカーを手放したから、わたしの大好きなアイドル北山宏光と出会うことができた。サッカーの時みたいに生きがいであったと思うアイドルを手放すことは、別に不思議ではないのかもなって思う。本当にすごい男を好きになってしまった。
「きっと彼なら辞めた先のことを何か考えているかも、準備しているかも」みたいなのも、そうかもしれないし、案外出てみないとわかんないし、みたいな、一か八かの勝負に出たのかもしれない。どっちにしても、彼らしいなって思ってしまう。

嘘がつけない、というより、嘘をつきたくない、んだろうな。と思ったりもする。
嘘をついてまでやりたくないっていうのは感覚的にはよくわかるから。

本人のブログからは、なんとなく、表舞台からは去らないような、そんな雰囲気がある。あとは、ジャニーズのアイドルでない北山宏光と再会したときに、わたしが受け入れられるかどうか、ただそれだけ。
今は正直自信がない。未来のことはわからない。蓋を開けたら、全然大丈夫で、むしろすごい熱量で応援するかもしれない。
わたしはかなりこだわりが強いし、偏りがあるし、思いこみも強い。そんな偏屈な人間が最高のアイドルを応援し続けられたなんて、幸せなことだと思う。
 
心残りなのは、テレビ画面を通して出ないと7人の姿は見られないということがわかった。私の宝物だったから。とっても残念。哀しい。淋しい。
とはいえ、徐々に匂わせ(意図的かどうかはさておき)てくれていたから、いまここまで穏やかでいられるのかもしれないなと思っている。
 
8月末、最後までKis-My-Ft2北山宏光を、全力で応援し続けたいな。
とりあえず今の自分の気持ちは、こう。卒業するまでにも、した後にも、明日にでも変わるかもしれない。けど、とりあえず書き記しておきました。
 
 
北山くん、大好きだよ。