続・ドラマ「快感インストール」について想うこと

まず、なぜこの記事を書くことにしたかというと、前回「快感インストール」について書いた内容が、冷静になっていろいろ考えてみると、非常にひどい記事を書いたなと心の底から恥ずかしくなったからです。

わたしのやっていることは一過性の感情に任せたただの否定行為だったのではないか、と。

本作を楽しみにしていて、実際に観たらとても好きな作品で、人生の中で大切にしたいと思っている人があの記事を目にしてしまったら。想像したらとても申し訳ないし、アウトプットするにしても、もうちょっと書き方があったよなと思いました。(しかもPV数そこそこあってビビった)

そもそも最初、この作品のトレイラーが出たときに大好きな北山くんへたくさんの厳しい言葉が投げられている状況をみて、とても心が痛かったし悲しかった。それなのに、愚か者なわたしはそれと変わらないことをしてしまいました。本当にごめんなさい。

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この懺悔をするまで一時的に下書きに入れていましたが、戒めに公開します。自分のしたことは消せません。ああ…何度読み返しても本当に恥ずかしい。

でも、改めることはできると思っていて、”一体なにがこの衝動的な記事を書かせてしまったのか”を整理させていただく場にしたいと思います。完全に自分の問題なので、読んでも面白くないと思いますがお付き合いください。

 

なんでこんなに心がぐらぐらと沸騰してしまったのか。

結論から言えば、作品の内容よりも扱っている題材よりもなによりも、自担が出ている作品を受け入れられない後ろめたさを自担から見透かされてる気がしたことへの反抗心だったのかなあ、なんて。

「もじもじしてるならみちゃいなよw」とか「賛否あるのはわかるけど観てほしい」というニュアンスで書かれていたのを読んで「踏み絵じゃん」と思ってしまった。

前回の引用になるけど、とにかくこれに尽きるんだと思う。自分の好きなアイドルから「応援してください」と言われたら「そんなん言われなくてもするわあああ!」と勝手に燃え上がる仕様なくせに、観るか迷っていて、しかもそんな自分を後ろめたく思って悩んでいる時に、悩みの種の大好きなアイドルから「YOU、観ちゃいなよw」とか言われてしまった日には、「うるせー!観るも観ないも自由だ!どう思うかも自由じゃないか!」と、まあ、割と大き目な地雷を踏まれた感じになってしまったわけですね。

作品関連のインタビューを全く読んでいなかったのだけど、雑誌を整理したらWINK UP、Duet、POTATOの2021年1月号には掲載されていたので読んでみました。(本作のプロモーションで載っている雑誌を買う気になれなくて自宅にある雑誌にはこの3誌しか載ってなかった…)いずれも書いてあることは似たり寄ったりだったけど、WINK UPで北山くんが言ってたことにめちゃくちゃドキッとしてしまって。

「物語的にはギリギリのところで勝負している感もあるんだけど、最後のダンスを見るとなぜか全部許せる内容になってると思う。」 


うわ、全部見透かされてるんだ…と。 
この作品の感想ってほっとんどつぶやいてないんですけど(めちゃくちゃわかりやすいマン)唯一の感想ツイートがこれなんですよ。

術中にはまっていたのかあ…と、自分が本当に小さく思えました。

インタビューを読んだことで、北山くんが考えた”原案”がどこまでの範囲なのかという疑問も解消された。いまやもうそこはあまり問題ではないのですが。

dTV公式アカウントの動きは、もうちょっとあっただろ、と思っています。今でも。

ちなみに、作品自体の感想を冷静になった今書くとするならば、あまり、特に、ない、というのが正直なところです。水族館のシーンは切なかったな、とか、ここのカズマかっこいいな(顔が)とか、タカのお母さん狂気だなとか、タカシ主演おめでとうとか、そういうのはあったけど、作品としてどうかって言われたら、正直わかんない。タカとカズマのバックボーンに想いを巡らせたりするには浅くて短いドラマだったなあと思ってしまいました。

前回も書いた「ブロマンスにするなら違う題材の方がよくねえ?」とか「美しくあってほしい」という想いは相変わらずあるけど、これは多分、好きなアイドルへの期待値や評価なのであって、作品への期待値や評価ではない。そしてきっと、まだ、心のどこかで期待しているんだと思います。だからなにかを求めてインタビューを読んでみたんだと思うし、この作品に想いを馳せる時間もかなりあった。でもこれって危ないことだなって思ってる。本当に。いつまた、心が沸騰するかわからない。

いつかまたそうなってしまった時が来たら、その時はキスマイからしっかりと距離を置かないといけないんだろうなって思っている。

北山くんは、ステージ上で絶対のパフォーマンスを見せてくれるし、そこには信頼しかない。そして、歌もダンスも、プレバトで頑張ってる姿もとても心を打たれる。キスブサで試行錯誤してたり自分のポジションを模索しているのも見ていて応援したいと思ってる。

それに加えて、オタクは無力だ。
いくら応援したくても、本人が活動を止めてしまったら一切叶わなくなる。いくらお金を出したって。そもそも活動を止めたらオタクの金の出し処すら消える。だから、勝手に応援させてもらっている、と思っていたはずだったのに、それだけでよかったんだけどな。なんでこうなっちゃったんだろう。

でもこの作品をきっかけに、また、アイドルと、アイドルを応援することと、向き合えた気がする。本当にありがとう。正直、現場で北山くんのパフォーマンスを目の当たりにしたら、やっぱり好き!ってなるんだろうなあとも思っていて、本当に、わたしって現場命の、面倒くさい、矛盾ばかりの人間だな。

そろそろTo-y2のBlu-ray観ないといけない…Luv Biasも受け取らないとだし…

これからも、自分のペースで、キスマイと一緒に過ごそうと思います。